越智貴雄

つぶやき

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奇跡のトランジット

取材を終え、ドイツのハンブルクからフランクフルトを経由して羽田へ帰国する予定が、ハンブルクで飛行機の出発が遅れる。

フランクフルトに到着したのは11時51分。羽田便の出発まであと9分しかない。これまで何度かこんな事はあったが、乗り継ぎ時間が30分を切って搭乗出来たことはない。しかも今回は国内線から国際線だから絶対無理だろうと諦めモードで飛行機から降りると、羽田行きのプラカードを持った係員が。

ボーディングブリッジの途中にある階段を降りると、ベンツのワゴン車がまっていた。「おー。やっぱドイツやな〜」と思う僕を乗っけたベンツは、特別な出国審査ゲートへ。数十秒のハイスピードでパスポートに印を押してもらい、羽田行きの飛行機にそのまま車を横付け。なんと9分でトランジット出来た。奇跡だ。
 
 機内でホッと一安心したら、ふと「あれ?手荷物預けたスーツケースは?」と思い、CAの人に「荷物はさすがに無理ですよね〜」と話をしていたのだが、その時点では何もわからなかった。 

 羽田空港で、ターンテーブルに僕の荷物を見つけた時は「あー!あった!」とホッとした。それにしても9分で荷物まで積みかえるなんて、フランクフルト空港の職員さん「本当にありがとうございます」

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